カフェインと付き合う。カフェインの危険性とカフェインレスコーヒー

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コーヒーの飲みすぎはよくないのか?コーヒーとカフェインの関係、の続き

人類とコーヒー

そもそも、なぜ人類はコーヒーを飲んでいるのでしょうか?
日本に住んでいれば気づかないかもしれませんが、世界では、生水はもちろん、水道水をそのまま飲める国多くありません。水道水をそのまま飲める国は世界で15か国だけと言われています。

人間は水分を取らなければいけません。それでは安全に水を飲むためにはどうするのかと言えば、煮沸、すなわち沸騰させてから飲むほかありません。ただ沸騰させてお湯を飲むというのも味気がありません。そこで文字通り、味気を付けたのが緑茶や紅茶、コーヒーなのです。
つまり、紅茶やコーヒーが人類とともにあるのは必然の流れだったのです。

カフェインは気付け効果もあります。生物として水分を取らざるを得ない以上、なにかしらの効果があるものが残ったとしても不思議ではありません。カフェインの含まれているコーヒーや紅茶、緑茶などが残ったのも、それらが有効だと認識されたからかもしれません。

それでも飲みたいコーヒー

もはやコーヒーが日常習慣の一つとなったという人も多いでしょう。
そして、コーヒーをやめようと思って他の飲み物を探してみたところで、カフェインが入っているものばかり。知らないうちにカフェインの入っている飲み物を飲んでしまったこともあるでしょう。
カフェイン自体は、適度であれば、摂取しても全く問題ありません。
アルコールと同じように、妊婦にはオススメできません(これは後日まとめたいと思います)が、普通に暮らしていれば、コーヒーの数杯ぐらいは、特に問題があるものではありません。
小量すらも避けるとなると、ただの水を飲むしかありませんが、やはりそれでは味気ないでしょう。

カフェインレスコーヒー(デカフェ)

コーヒーは飲みたいけど、カフェインは避けたい。そんな頓智に応えるコーヒーはあります。ノンカフェインコーヒーやカフェインレスコーヒー、またの名を「デカフェ」と言います。
デカフェは、カフェインをコーヒー豆から除去(99%以上)したコーヒーのことです。
厳密にいうと、コーヒー豆からカフェインをすべて取り出すことは出来ていませんが、デカフェを飲むことでカフェインの影響が出るレベルのカフェイン摂取は、池の水を飲み干せというようなものです。先に水分過多で体が悪くなるでしょう。
カフェインを全くとりたくないというなら、デカフェという選択肢があります。

コーヒーとカフェインの関係で、やはり知っておきたいことは、紅茶にも緑茶にも、ココアにもコーヒーと同じようにカフェインが入っているということです。
コーヒーにカフェインがあるからと言って、コーヒーを避けて別のカフェイン飲料を選ぶのは本末転倒と言えるでしょう。
最近は、紅茶にも緑茶にもカフェインレス商品が出てきました。
少し値は張りますが、カフェインレス商品を選ぶのも選択肢のうちの一つです。

気をつけたいカフェイン飲料

最後に、カフェインで注意することは、最近店頭でよく見るエナジードリンクです。
どうしても眠りたくない時などに飲むエナジードリンクですが、これには大量のカフェインが入っているものが多いです。海外では、エナジードリンクを飲みすぎてカフェイン中毒で死亡した例もあります。何事も適度にお願いします。

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