コーヒーと同じように、世界に広まる世界バリスタ選手権

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世界バリスタ選手権の歴史

 

2000年に、最初のワールド・バリスタ・チャンピオンシップを開催するため、モナコのモンテカルロにコーヒー愛好家たちが集まりました。この集いの目的は、質の高いコーヒーを飲むことが世界の消費者にとって大きな関心を集めていた時代に、世界中のバリスタの中から最高のバリスタを見出す競争を創出することでした。ノルウェーのロバート・トーレンス(Robert Thoreen)が最優秀賞を獲得し、数多くの人々が様々な国から競い合いました。

 

2001年、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップはアメリカのフロリダ州マイアミにやってきました。Martin Hildebrandt( デンマーク)が世界チャンピオンの称号を獲得しました。

 

2002年のワールド・バリスタ・チャンピオンシップは、ノルウェーのオスロで行われ、デンマークのフリッツ・ストームがクラウンを獲得し、3位にはインドのバリスタがはいりました。初めてスカンジナビア半島以外の国がランクインしました​​。

 

アメリカのボストンで行われた2003年の選手権大会は、テレビで放送が行われ、2000万人の人々がオーストラリアのポールバセットが初めて、北欧人以外として金メダルを獲得するのを目撃しました。

 

2004年、イタリアのエスプレッソの聖地トリエステで、2001年と2002年のシルバーメダリストのティム・ウェンデルボーが金メダル、カナダのサルヴァトーレ・ピッコロが続いた。

 

2005年のワールドバリスタ選手権、これまで北欧勢がほぼチャンピオンになっていたこの大会。大手コーヒーチェーン「スターバックス」のホーム、シアトルにやってきました。アメリカ人たちは母国で自分たちの価値を証明しようと熱い戦いが繰り広げました。しかし、優勝したのはまたしても北欧勢のデンマークのポールセンだった。

 

2005年シアトル大会結果

1位:Troels Overdal Poulsen(デンマーク)

2位:門脇博之(日本)

3位:サルヴァトーレ・ピッコロ(カナダ)

4位:カールサラ(ニュージーランド)

5位:Jonina S. Tryggvadottir(アイスランド)

6位:Gunnhilde Seljenes(ノルウェー)

 

これまで上位を占めていた北欧勢から、日本、カナダ、ニュージーランドなどのニューカマーが名を連ねたことは、この大会を世界に広める好機となりました。この大会が世界バリスタ選手権を勢いづけたといっても過言ではありません。

 

2006年スイス ベルン大会は、Klaus Thomsen( デンマーク)

 

2007年アジア初の日本東京大会は、コーヒー新興国日本で行われることで、さらに今大会の権威が上がっていきます。優勝者はJames Hoffmann( イギリス)

 

2008年、舞台はデンマーク コペンハーゲンへ。過去何人も大会王者を生み出して来た大会の貢献国での開催になりました。優勝者はStephen Morrissey( アイルランド)

2009年、アメリカ合衆国 アトランタ大会。優勝者は             グウィリム・デイヴィース( イギリス)

2010年イングランド ロンドン大会で、コーヒー大国アメリカの悲願だった初のアメリカ人チャンピオンが生まれます。優勝者はマイケル・フィリップス( アメリカ合衆国)

2011年初のラテンアメリカ、 コロンビア ボゴタ大会。大会中もっとも赤道に近い国からチャンピオンが生まれました。優勝者はAlejandro Mendez( エルサルバドル)

2012年、 オーストリア ウィーン大会。南米大陸からもチャンピオンが。優勝者はRaúl Rodas( グアテマラ)

2013年、 オーストラリア メルボルン大会。優勝者はPete Licata( アメリカ合衆国)

2014年、イタリア のリミニ大会。とうとうアジア人初のチャンピオンが生まれました。アジア人初、日本人初のチャンピオン井崎英典(日本)

2015年アメリカ合衆国 シアトル大会。優勝者はSasa Sestic( オーストラリア)

2016年アイルランドダブリン大会、優勝者は吳則霖( 台湾)

2017年韓国 ソウル大会。優勝者はデール・ハリス( イギリス)

 

世界に広まるコーヒー熱と同じように、大会も世界に大きく広まっています。

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